2006年12月19日

この「Movable Type(ムーバブルタイプ)の指定日投稿をXREAサーバーで設定する方法」サイトの趣旨

ここでは、Movable Type(「ムーバブルタイプ」「MT」)をXREA(エクセリア)サーバーにインストールして運用する際に指定日投稿機能を使えるようにするための解説を行います。

MTの指定日投稿機能を利用すれば、あらかじめ投稿しておいた記事を任意の日時でサーバーにアップすることができます。

しかし、MT側の設定だけではこの指定日投稿機能は動きません。サーバー側でCRONの設定を行なうことが必要になってきます。XREAでCRONの設定をするのは初心者にとってはちょっと敷居が高いです。

そんなわけで、誰にでもわかるように図解入りでXREAでMTの指定日投稿を利用する方法を分かりやすくご案内します。


MTの指定日投稿機能って何?

MTのエントリー画面にはこのような部分がありますね。

sh1.jpg


これが指定日投稿です。


しかし、この機能を利用するためにはXREAのサーバーでちょっとめんどうな設定を行なう必要があります。

そのための方法をご紹介します。


エディターを準備する

作業を始める前に必要になるツールを用意しましょう。

こちらからテキストエディターをダウンロードしておいてください。

Em Editor

これはあとで「改行コード」を変更するために必要になります。もし、現在お使いのエディターが改行コードの設定が可能なら、テキストエディターのダウンロードは必要ありません。


ファイルの作成

まず、ファイルを作成します。

ダウンロードしたテキストエディターを起動させます。真っ白なままでかまいませんので、ファイルの保存を選択して、「cron1.sh」という名前のファイルを作ります。

sh2.jpg


ファイルの中身

ファイルの中に

#!/bin/sh
cd /virtual/*****/public_html/*****/mt
/usr/bin/perl ./tools/run-periodic-tasks
echo Future: MT3.31 run-periodic-tasks
echo
exit


というソースを貼り付けます。

*****となっている部分は、ご自分のサーバー上のパスに準拠しますので、これから変更することになります。


ファイルの変更1

ファイルの中身をいじっていきます。


サーバーを契約したときにメールで「XREA.COM NEW SIGNUP」という件名の設定情報が送られてきているはずですのでそちらを確認してください。

sh3.jpg


ID(FTPユーザー名) という部分が
virtual/と/public_htmlにはさまれた*****にきますので、そのように書き換えてください。

ここでは便宜的にshiteibiというユーザー名だったと仮定しておきます。それで

#!/bin/sh
cd /virtual/shiteibi/public_html/*****/mt
/usr/bin/perl ./tools/run-periodic-tasks
echo Future: MT3.31 run-periodic-tasks
echo
exit


となりました。


ファイルの変更2

次はもうひとつ残った*****の設定です。

#!/bin/sh
cd /virtual/shiteibi/public_html/*****/mt
/usr/bin/perl ./tools/run-periodic-tasks
echo Future: MT3.31 run-periodic-tasks
echo
exit

sh11.jpg


FTPでMTのシステムをインストールした場所がありますね。いじっていなければ「mt」という名前のフォルダを入れている階層です。*****の部分にはpublic_html/以下から、MTのシステムがインストールしてある「mt」フォルダの一階層上までのパスを書き込むことになります。
通常は一階層だけなのでドメイン名を入れればいいと思いますが、ドメインの下にいくつかフォルダを作って「mt」フォルダを格納した場合はその分の階層も指定して、ちゃんと「mt」まで到達するようにパスを指定してあげる必要があります(たとえば、「mt」の前に「cgi-bin」とか「cgi」とかを加えた方も多いかもしれません。忘れずに加えてくださいね)。

ここでは便宜上www.shiteibi.comとしておきましょう。

#!/bin/sh
cd /virtual/shiteibi/public_html/www.shiteibi.com/mt
/usr/bin/perl ./tools/run-periodic-tasks
echo Future: MT3.31 run-periodic-tasks
echo
exit


ファイルの保存

ファイルの設定は以上になります。


#!/bin/sh
cd /virtual/shiteibi/public_html/www.shiteibi.com/mt
/usr/bin/perl ./tools/run-periodic-tasks
echo Future: MT3.31 run-periodic-tasks
echo
exit


これを保存します。
ファイル > 名前をつけて保存
を選んで決まったフォルダのなかやデスクトップなどご自分で分かりやすい場所を選びます。

sh5.jpg

ファイル名は「cron1.sh
ファイルの種類は「全てのファイル
エンコードは「日本語(シフトJIS)」でかまいません。

最後に「改行方法」を「LFのみ(UNIX)」として保存します。


ファイルのアップロード

出来上がった「cron1.sh」のファイルをFTPでアップロードします。

アップロードする場所は「mt」フォルダの中です(本当はどこでも良いのですが、分かりやすくするためにここにしてください)。

sh10.jpg



パーミッションの設定

ファイルのアップロードが済んだら、今度はパーミッションの設定です。

sh6.jpg

FTPでいまアップロードしたサーバー上にある

cron1.sh

を右クリックして属性変更を選びます。属性の値を700以上に設定します(700ちょうどでいいでしょう)。


次に「mt」フォルダ内にある「tools」フォルダに入ります。そこに格納されているファイル

run-periodic-tasks

の属性も同様に700以上に設定します(ここも700ちょうどでいいでしょう)。

sh7.jpg


指定日投稿のためのCRONの設定1

FTPへのアップロードと属性変更が終わりましたら、次はXREAサーバーでCRONの設定です。

sh8.jpg

サーバーにログインして左のメニューにあるCRONジョブに入ります。

図のように「cron1.sh」ファイルまでのパスを入力します。
/virtual/shiteibi/以上の部分は固定されてすでにあるのでそれ以下の

public_html/www.shiteibi.com/mt/cron1.sh

という部分を入力します。「/」がダブったり、足りなかったりしないよう注意してください。public_html/から/cron1.shまでのルートが実際の階層構造と同じになっていなければなりません。うまくいかない場合は、FTPで確認しながら見てください(それでもうまくいかない場合は、cron1.shファイルの中身もパスがちゃんと書かれているか確認してください)。


2006年12月20日

CRONの設定2

sh9.jpg


最後に投稿時間の間隔を決めます。

一点、気をつけていただきたいのは指定日投稿の機能はMT側で指定した時間にすぐさま反映されるものではないということです。サーバーのCRONはここで設定する一定間隔の時間でしか動作しません。ですから、毎日決まった時間や数時間毎などCRONで設定された時間がめぐってくるまでのあいだは、MT側から何本指定日機能で投稿が行われようと実際のサイト上には反映されません。CRONが動作したときにはじめて投稿した記事がサイトに表示されることになります。

「分」のボックスでは何分に働かせるか決めます。たとえば、「分」を「0」、それ以外を「*」にすると一時間毎の0分に投稿することになります。

更に「時」を「5」とすると毎日5時0分に投稿します。

「*/2」と変更すると2時間ごとの0分に投稿するということもできます。

ただ、このCRONジョブはサーバーに負荷をかけますので、最短でも一時間以上は時間を空けたほうが良いでしょう。万一、「分」の値に「*/2」などと入れてしまうと2分ごとに投稿することになってしまい、サーバーが落ちてしまう可能性があります。

サーバーが落ちるほどの負荷をかけた場合、アカウントを削除される可能性もありますので重々注意して設定してください。


2007年04月23日

メールの設定

CRONジョブが動作するとその度ごとにサーバーの「メールアドレスの設定」で指定されたメールアドレス宛にメールが配信されます。

このメールの件名は

Cron ~~~とサイトパスが表記されます。


内容は

Future: MT3.31 run-periodic-tasks

のようなものだけですので、かなり邪魔なメールになります。これは捨てアドレスを用意して、そちらに配信されるようにしておけばよいかと思います。

以上でCRONジョブを使ったMTの指定日投稿機能の解説は終わりです。おつかれさまでした。


2007年05月20日

自己紹介

おがわといいます。じつはサーバーのこととかよく分かりません。以前はさくらインターネットのサーバーを使っていたので、指定日投稿の仕方は簡単でした。

XREAに移行してから、同じように指定日投稿ができると思っていたので、はじめMTで動作しないと分かったときはショックでした。さらにファイルを作ったりしなければならないと知ったときは、自分には絶対にできないと挫けそうになりました。

でも、色々調べたり、人に訊いたりしながらなんとか設定できるようになりました。せっかくなので、他に指定日投稿機能を使いたくてつまづいてしまっている人のためにサイトとして公開します。

MTは使いやすくて運用もらくなのですが、サービスに依存しないので自分で設定をいじらなければいけない部分がたくさんあります。でも、ちょっとしらべれば大体解決するし、ポータルのサービスよりも使い勝手も安定性も秀でています。このページも情報のひとつとして、ぜひ、お役に立てるとうれしいです。


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